家を売ろうと決めたものの、荷物や不用品の片付けを考えると気が重くなっていませんか。
特に、相続した実家や、長年暮らした思い出の詰まった家となると、何から手をつければよいのか迷う方も多いはずです。
今回、家を売却した経験のある方100名を対象に、売却前の片付けに関するアンケートを実施しました。
実際に片付けを経験した方々の声をもとに、片付けの進め方や費用・期間の実態、そして苦労した点や経験者からのアドバイスを紹介します。
また、相続した実家や親の住み替えに伴う空き家では、業者へ依頼する割合が高くなる傾向が見られます。
事前に見積もりを取っておくことで、想定外の出費を防ぐことができるでしょう。
また、この判断は業者に依頼しても代行してもらえないため、家族間で意見が分かれる原因にもなっています。
また、片付けと売却活動を並行して進められるため、早い段階で相談した方が良いという声も多数ありました。
アンケート調査概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査対象 | 家を売却した経験がある方 |
| 回答者数 | 100名 |
| 物件内訳 | 相続した実家40名/ 自宅35名/ 親の施設入居等に伴う空き家17名/ 投資・賃貸用物件7名/ その他1名 |
| 年代構成 | 40代38名、30代以下26名、50代24名、60代10名、 70代以上2名 |
| 調査方法 | インターネットによる アンケート調査 |
| 注記 | 本記事は統計調査ではなく、実際の売却経験者の声を まとめたもの |
家の売却前、
片付けはどう進めている?
自分で片付けた人、
業者に頼んだ人はどれくらい?
今回の調査では、家・実家の売却前における片付け方法について尋ねました。結果は以下の通りです。
| 片付け方法 | 回答数 |
|---|---|
| 不用品回収業者に依頼した | 100名中42名 |
| 自分(家族)だけで全て片付けた | 100名中40名 |
| 不動産会社の サービス等を利用した |
100名中15名 |
| ほとんど片付けずに 現状のまま売却した |
100名中3名 |
自力での対応と業者への依頼が、ほぼ半々に分かれる形です。
この数字だけを見ると、どちらを選んでも大きな差はないように思えるかもしれません。
しかし、物件の種類によって傾向を分けると、事情は大きく異なってきます。
自宅・相続実家・空き家によって
片付け方法に違いはある?
物件の種類ごとに片付け方法を集計すると、明確な差が浮かび上がりました。
| 物件の種類 | 家族 のみ |
業者に 依頼 |
不動産会社 利用 |
|---|---|---|---|
| 自宅 | 54.3% | 37.1% | 5.7% |
| 相続した実家 | 35.0% | 47.5% | 17.5% |
| 親の施設入居・住み替えに伴う空き家 | 17.6% | 52.9% | 23.5% |
自宅を売却した人は、半数以上が家族だけで片付けを済ませている一方、相続した実家では業者依頼が最多となりました。
さらに、親の施設入居や住み替えに伴う空き家では、業者依頼と不動産会社利用を合わせた「外注」の割合が76.4%に達し、自力対応はわずか17.6%にとどまっています。
相続や住み替えによる売却は、片付けを担う人が現地にいないケースが少なくないため、業者やサービスへの依存度が自然と高くなっているのではないでしょうか。
経験者からは、次のような声が寄せられました。
自分の場合は業者に頼んだけど、時間がある人は自治体のサービスを使った方が料金は抑えられると思う
40代売却経験者(相続した実家)
業者に頼むとかなり金額がかかるので、両親が生きている間にこまめに掃除をしておいた方がいいです
60代売却経験者(親の施設入居に伴う空き家)
お金を浮かせるために自分で行いましたが、業者に頼んだ方が時間的にもよかったです
30代以下の売却経験者(自宅)
こうした片付け方法の違いは、実際にかかった費用や期間にも影響しているのでしょうか。
次の章では、片付けにかかった費用についてリアルな声を見ていきます。
片付けにかかった
費用・期間のリアル
片付け費用の相場は?
片付けにかかった費用は、次のような分布になりました。
| 費用 | 回答数 |
|---|---|
| 1〜5万円未満 | 100名中32名 |
| 10万円以上 | 100名中23名 |
| 5〜10万円未満 | 100名中19名 |
| 費用はかからなかった | 100名中14名 |
| 1万円未満 | 100名中12名 |
最も多いのは「1万円〜5万円未満」ですが、注目すべきは「10万円以上」が全体の4分の1近くを占めている点です。
ここから、片付けの規模や物量によって、費用には大きな幅が生じることがわかります。
時間が経つにつれて面倒くさくなって放置してしまう。人に頼むのであれば見積を取ってその分の費用も見ておいた方が良い
40代売却経験者(自宅)
売却を決めたら早めに家族で残す物を話し合い、貴重品や重要書類を先に確認しておくと安心です。
処分量が多い場合は複数の業者から見積もりを取り、費用と作業範囲を比べることをおすすめします
60代売却経験者(相続した実家)
片付けにかかった期間は?
下記の表は、家の片付けにかかった期間についてまとめたものです。
| 期間 | 回答数 |
|---|---|
| 2週間〜1ヶ月未満 | 100名中38名 |
| 1週間以内 | 100名中24名 |
| 1〜3ヶ月未満 | 100名中22名 |
| 3ヶ月以上 | 100名中15名 |
| 片付けをしなかった | 100名中1名 |
半数以上が1ヶ月以内に片付けを終えている一方で、3ヶ月以上かかった人も15名存在しました。長期化した理由の一つとして、次のような声が挙げられます。
家や実家を売却する前の片付けは、『捨てること』よりも『売却しやすい状態にすること』を意識すると進めやすい。
売却のために、何十年分もの荷物を完璧に片付ける必要があるとは限りません
40代売却経験者(親の施設入居に伴う空き家)
すべてを完璧に片付けようとするのではなく、必要な範囲を見極めることが、結果的に期間を短縮する一因になっているのではないでしょうか。
費用と期間はどちらも「やってみないとわからない」部分が大きいですが、事前の見積もりや目的の絞り込みによって、ある程度コントロールできる余地もありそうです。
次の章では、片付けの過程で経験者が実際に苦労した点を見ていきます。
片付けで苦労した点・
大変だったこと
苦労した点ランキング
片付けにあたって苦労した点を複数回答で尋ねたところ、次のような結果になりました。
| 苦労した点 | 回答数 |
|---|---|
| 体力的・ 時間的な負担が大きかった |
50名 |
| 何を残す・ 処分するかの判断に迷った |
48名 |
| 荷物の量が多く 手が回らなかった |
42名 |
| 処分費用がかさんだ | 31名 |
| 思い出の品の整理に 時間がかかった |
28名 |
| 処分先・持ち込み先を 調べるのが大変だった |
12名 |
| 家族間で意見が合わなかった | 9名 |
上位2つは「体力・時間」と「判断」に関する項目でした。単純な作業量だけでなく、一つひとつの物をどう扱うか決める負担も大きいようです。
なお「処分費用がかさんだ」と回答した31名の実際の支払額を見ると、10万円以上だった人は15名、1〜5万円未満だった人は7名でした。
金額の絶対値よりも「思っていたより高くついた」という感覚のずれが、負担として記憶に残っているのかもしれません。
売却経験者のリアルな声
売却を決めたら、片付けはできるだけ早めに始めることをおすすめします。
思い出の品や重要書類は後回しにすると判断に時間がかかるので、最初に分けておくとスムーズです。
不用品の量が多い場合は、無理に家族だけで行わず、業者への依頼も検討すると負担を減らせると思います
30代以下の売却経験者(相続した実家)
最初は自分たちだけで片付けをやるつもりだったけど、荷物が多すぎてとても引っ越し当日に間に合わなそうもなかったので、慌てて業者を探してお願いした。
前もって計画して実行しなければ、一軒家は片付かないと思います
50代売却経験者(自宅)
事前に話し合っておいて約束事を作っておくこと、そしてそれを書面に残しておくことをお勧めします
40代売却経験者(親の施設入居に伴う空き家)
なかでも意外だったのが「家族間で意見が合わなかった」を選んだ9名の内訳です。
そのうち6名は、不用品回収業者に依頼したと回答していました。家族だけで片付けた人は2名にとどまっています。
業者に依頼すれば作業そのものは代行してもらえますが、「何を残し、何を処分するか」という判断だけは、家族の中で決めなければなりません。
だからこそ、外注したとしても意見の食い違いが起こり得るのでしょう。
こうした点を踏まえたうえで、次の章では、これから売却を考える人へ向けた経験者からのアドバイスを紹介します。
片付けの負担を軽減。
経験者からのリアルな声
経験者が語る「早めの行動」
アンケートの自由回答を見ると、最も多く挙がったキーワードは「早めに」でした。
売却を決めた時点から少しずつ手をつけていた人ほど、精神的な余裕を持って進められたという声が目立ちます。
離婚して一人になり、家を売る前に片付けました。思った以上に荷物が多く、自分だけでは大変だったので、早めに業者へ相談するのがおすすめです。思い出の品も後回しにしない方がいいです
40代売却経験者(自宅)
売却を決めたら早めに家族で残す物と処分する物を分けておくと進めやすいです。
思い出の品は後回しにすると時間がかかるので先に整理し、大きな家具や家電は処分方法と費用を早めに確認しておくと安心です
50代売却経験者(相続した実家)
早いうちから残したい物の分別をしておき、ある程度整理したら、業者に依頼するのが一番早いし、結局は肉体的にも時間的にも負担が少ない
60代売却経験者(相続した実家)
粗大ごみに出したい場合は、早めに予約しないと希望の日に申し込めないので気を付けたほうがよい
40代売却経験者(自宅)
片付け前でも売却の相談はできる
「早めに」とはいっても、片付けを完全に終わらせてから動き出す必要はありません。
一般的に、家や実家の売却相談や査定は、荷物が残った状態でも受け付けてもらえます。片付けと売却活動は、並行して進められるものだからです。
何を処分して何を残すかを早めに決めて整理しておくと焦らずに進められると思います。不動産会社のサービスを利用すると、一気に片付いてスムーズでした
40代売却経験者(自宅)
工務店や不動産会社が協力してくれるので、細かなことでもすすんで一旦聞いてみることが大事だと思います
30代以下の売却経験者(自宅)
信用できる業者を探すことが一番大事。不用品回収業者の中にはちょっと胡散臭い会社もあるようなので、大手不動産会社に業者を紹介してもらうのが安全
70代以上の売却経験者(自宅)
売却活動が始まってから慌てて片付けようとすると、内覧のスケジュールと重なって精神的にも肉体的にも非常に大きな負担になってしまいます。
40代の売却経験者(自宅)
地元密着で営業している不動産会社の中には、片付けや不用品処分に関する相談に対応しているところもあります。
弊社「go-to不動産」は売却前の不用品撤去やハウスクリーニングを無料行っているため、片付けにかかる費用を大幅に抑えながら売却を進めることができます。まずはお気軽にご相談下さい。
まとめ
今回の調査からわかったことを、以下にまとめます。
- 片付け方法は「業者に依頼」と「家族で対応」がほぼ同数だった
- 相続した実家や親の住み替えに伴う空き家は、業者への依存度が高い傾向にあった
- 片付けにかかった費用は1万円〜5万円未満が最多
- 苦労した点は「体力・時間的な負担」「何を残すかの判断」が上位を占めた
家や実家の売却前における片付けは、量も判断も、想像以上に手間がかかるものです。
ですが、すべてを一人で背負い込む必要はありません。まずは今の状況を伝えるところから、片付けと売却の両方を無理なく進めていけるのではないでしょうか。
明石市で不動産売却をお考えなら、go-to不動産にご相談ください。
地元・明石在住のスタッフだからこそわかる安心のサポートで、片付けから売却まで一貫してお手伝いします。