空き家を放置すると起こるご近所トラブルの事例とは?回避方法や対処法を解説

2024-08-09

空き家

空き家を放置すると起こるご近所トラブルの事例とは?回避方法や対処法を解説

この記事のハイライト
●空き家のご近所トラブルの事例は庭の草木が伸びる・ゴミの不法投棄・犯罪の温床になるなどがある
●ご近所トラブルを回避するには管理会社や防犯会社などを利用して空き家を適切に管理すること
●管理が難しい場合の対処法は空き家を建物ごとまたは更地にして売却すること

空き家を放置すると、ご近所トラブルが発生する可能性があります。
そこで今回は、空き家を放置すると起こるご近所トラブルの事例やご近所トラブルを回避する方法、空き家管理ができない場合の対処法について解説します。
明石市で空き家を所有している方は、ぜひ参考にご覧ください。

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空き家を放置すると起こるご近所トラブルの事例とは?

空き家を放置すると起こるご近所トラブルの事例とは?

空き家は維持する動機がないと、管理が疎かになりがちです。
しかし、定期的な清掃や管理を怠ることは避けるべきです。
放置された空き家は近隣住民にとって多大な迷惑をかける原因となります。
具体的なご近所トラブルの事例は、以下のとおりです。

①庭の草木が伸び放題になる

管理されていない空き家の庭は、草木が手入れされずに伸び放題になります。
これが原因で、ダニや蚊のような害虫が大量に発生することがあります。
これらの害虫は近隣住民にとって大きな悩みの種となり、ご近所トラブルにつながるでしょう。
また、庭木の枝が隣の敷地に侵入することもあります。
これにより、隣家の住民に迷惑をかけ、近隣トラブルの原因となることもあります。

②ゴミを不法投棄される

長期間放置された空き家は庭が荒れ、近隣住民も近づかなくなることが多いです。
その結果、人目につかない隠れた場所となり、不法投棄がおこなわれるようになるのです。
空き家の敷地内に一度ゴミを捨てられると、さらに不法投棄が続くでしょう。
ゴミの不法投棄が増えると、最終的には悪臭を放つゴミ屋敷となり、ご近所トラブルの原因となります。
不法投棄した人物が特定できない場合のゴミの撤去責任は残念ながら土地の所有者にあるからです。
撤去費用は、古タイヤ1本につき1,000円から2,000円、冷蔵庫1台につき1,000円から5,000円かかることもあります。

③犯罪の温床になる

空き家が長期間放置されると、さまざまなリスクが生じる可能性があります。
犯罪者に狙われやすい空き家の特徴は、以下のとおりです。

  • 鍵がかかっておらず簡単に侵入可能
  • 囲いがない、または壊れている
  • 庭の手入れがされず、雑草や木が生い茂っている
  • 視界を遮る障害物が多く、建物内部が見えにくい
  • 人の生活の形跡が見られない

具体的な事例として、管理されていない空き家に50代女性が訪れた際、布団が敷かれている形跡から、45歳の無職男性が住んでいたことが発覚した事件があります。
警察に通報し事なきを得ましたが、女性が異なる時期に訪れていたら、直接犯人と遭遇していた可能性もあります。
さらに、そのまま空き家を放置していた場合、勝手に住み着いていた男性が死亡し、事故物件となるリスクもあるでしょう。
また、別の事例として、空き家内で覚せい剤の受け渡しや大麻栽培、詐欺グループの活動などが発覚した事件もありました。
家財を物色した後に火をつけて逃走する窃盗・放火の事例も報告されています。
放火されると、空き家だけでなく周辺住宅にも延焼する恐れがあります。
上記の事例からもわかるように、空き家を適切に管理し、犯罪やトラブルを未然に防ぐことは重要です。
事故物件となれば、売却時や賃貸時の価値低下は避けられず、所有者にとって大きな損失となります。

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空き家を放置すると起こるご近所トラブルを回避する方法

空き家を放置すると起こるご近所トラブルを回避する方法

空き家を放置することは、さまざまなご近所トラブルを引き起こす可能性があります。
そのため、空き家の適切な管理が重要です。

空き家の管理方法

空き家を定期的に訪れ、部屋の換気や掃除をおこないましょう。
また、草刈りや植木の剪定など、庭の手入れも重要です。
これにより、空き家が綺麗な状態を保ち、トラブルのリスクを低減できます。
なかなか頻繁に空き家を訪れることが難しい場合は、近隣住民に積極的に挨拶し、コミュニケーションを取ることが大切です。
これにより、近隣住民も安心し、問題が発生した時に協力しやすくなります。

防犯会社による空き家管理

民間の防犯会社は、空き家の管理サービスも提供しています。
防犯会社による空き家管理のサービスは、通常のホームセキュリティのオプションとして利用できるため、安全に空き家を守る1つの手段です。
たとえば、家の外観の見回りや郵便物の回収などの基本的なプランがあります。
また、室内外の清掃サービスなど、さらに詳細な管理を求める場合には追加プランを選ぶことができます。
サービスを利用するには、ホームセキュリティへの加入が必要となり、初期費用は数万円が一般的です。
月額利用料は、約5,000円前後が一般的ですが、追加の管理サービスを利用する場合、別途料金が必要になります。
防犯会社のサービスは、治安の悪い地域で特に有効です。
不審な解錠や侵入があった際には迅速に対応してくれるほか、盗難などの被害に対する保険が適用されるため、安心してサービスを利用することができます。

管理会社による空き家管理

空き家を遠隔地で持っている場合など、頻繁に訪れることが難しいときに便利なのが専門の管理会社の利用です。
これにより、空き家の維持管理を安心して任せることができます。
管理会社は、主に以下のようなサービスを提供しています。

  • 通気と換気:空気の質を保つための定期的な換気をおこなう
  • 水回りの管理:水漏れの確認や清掃など
  • 雨漏りのチェック:屋根や窓などを点検
  • 庭の点検:雑草の処理や整備をおこなう
  • ごみの処理:定期的なごみの回収と処理

そのほか、チラシなどの不要な郵便物の処理とポストの清掃もおこないます。
管理会社に依頼する費用としては、基本プランの場合、月に1回の見回りで約5,000円からスタートし、通常の管理業務が含まれます。
週に1回の見回りを含むプランでは、月に1万5,000円から2万円程度かかることが一般的です。

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空き家管理が難しい場合の対処法とは?

空き家管理が難しい場合の対処法とは?

ご近所トラブルを回避するために空き家を管理する方法は多岐にわたりますが、それぞれに手間や費用がかかります。
もし管理の労力や費用が負担となる場合、また将来的に空き家を活用する予定がない場合は、利益を生む形で空き家を売却することを検討しましょう。

空き家の売却方法

空き家は、建物ごと売却する方法が一般的です。
ただし、古い空き家は通常の不動産物件より売りにくいため、空き家売却に強い不動産会社を選んで仲介を依頼することが有効です。
市場での買い手が見つかりにくい場合、不動産会社が直接買い取る「不動産買取」が適切な選択肢となります。
買取を利用すると、物件の状態に応じた適切な買取価格で迅速に売却することが可能です。
また、物件をリフォームして再び市場に売り出すことを得意とする不動産会社もあります。
この方法では、物件の価値を高め、より良い条件での売却が期待できます。
建物が老朽化して売却が難しい場合は、建物を取り壊して更地として売り出すのが有効な対処法です。
更地にすると、建物の状態に左右されることなく、土地としての利便性が高まり、購入希望者を見つけやすくなることがあります。
建物の解体には費用が発生しますが、自治体によっては空き家の解体費用に補助金を提供しているところも多いです。

空き家を売却するメリット

空き家を売却すると、その管理にかかる手間やコストが不要になります。
また、税制上の優遇措置がある点もメリットです。
たとえば、相続した空き家を売却する際、適用条件を満たす物件については譲渡所得から3,000万円の特別控除が受けられます。
なお、適用期限は、2027年12月31日までです。

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まとめ

空き家のご近所トラブルには、庭の草木が伸び放題になる、ゴミを不法投棄される、犯罪の温床になるなどの事例があります。
ご近所トラブルを回避するには、適切に空き家の管理をすることです。
管理が難しい場合の対処法は、空き家を建物ごと、または更地にして売却することが挙げられます。
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