不動産の買取とは?売却時のコツや注意点を含めて解説

2024-04-23

売却

不動産の買取とは?売却時のコツや注意点を含めて解説

この記事のハイライト
●買取とは仲介と違い不動産会社が直接土地や建物を購入すること
●売却を成功させるためのコツとして相場を調べることや査定依頼をおこなうことなどが挙げられる
●住宅ローンを完済する必要があることや解除条件を確認しておくことなどが注意点

土地や建物といった不動産を売る方法は、仲介と買取の2種類です。
仲介による売却が一般的ですが、状況によっては買取が向いているケースもあるため「どちらにしよう…?」とお悩みになる方も少なくありません。
今回は不動産買取にフォーカスし、売却時のコツや注意点を解説します。
明石市で土地や建物を売りたいとお考えの方や、買取について知りたい方はぜひ参考になさってください。

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売却時に知っておきたい不動産買取とは?

売却時に知っておきたい不動産買取とは?

まずは、買取とはどのようなものなのか、仲介とは違う点を含めて解説します。

買取とは?

買取とは、不動産会社が直接土地や建物を購入することです。
土地や建物の売却の際は仲介で売るのが一般的です。
しかし、不動産の状態や立地、売却の条件などによっては仲介で売れず、買取が適していることもあります。

仲介との違いと買取のメリットとは?

仲介との大きな違いは、引き渡しまでの期間です。
仲介の場合、査定をおこなったあと不動産会社と媒介契約を締結します。
そのあとに販売活動を開始し、個人の買主を探すため、成約に至るまで数か月以上かかることも少なくありません。
買主が見つかったあとは売買契約を締結したり、住宅ローンの審査をおこなったりします。
買主が住宅ローンの審査にとおらなければ、再度販売活動をおこなうことになるでしょう。
最後に決済と引き渡しをおこない、売却の完了です。
買取は仲介とは違い、査定額に納得できれば、不動産会社と売買契約を締結します。
一般的には決済と引き渡しもすぐにおこなわれるため、スムーズに現金化することが可能です。
また、販売活動をおこなわないので、周囲に売却することを知られずに済むのも大きなメリットでしょう。

買取の種類とは?

買取には下記の2つの種類があります。

  • 即時買取
  • 買取保証

即時買取とは、名称のとおりすぐに買取する方法です。
遅くても1か月以内に引き渡しを終えられるので、すぐに売りたい方や早く現金を手に入れたい方に適しています。
買取保証とは最初に仲介で売り出し、あらかじめ決めた期間内に売れなければ、買取する方法です。

売却価格の相場は?

買取の売却価格は、市場価格の6割~8割ほどになります。
不動産会社は購入後に、リフォームやリノベーションなどをおこない、転売するのが一般的です。
そのため仲介での売却に比べると価格が安くなる傾向にあります。
仲介の場合、買主は個人の方となるため販売期間は長くなりやすいのがデメリットです。
しかし、その分相場に近い価格で売ることができるため、ご自身の状況にあった売却方法を選択することが大切です。

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不動産の買取を成功させるためのコツ

不動産の買取を成功させるためのコツ

続いて、不動産の買取を成功させるためのコツについて解説します。

コツ1:相場を調べる

コツとしてまず挙げられるのが、相場を調べることです。
土地や建物には定価はありませんが、相場はあります。
そのため、売りたい土地や建物の相場がどれくらいなのかを、まずは調べる必要があります。
相場を知っておけば、算出した相場を基準に、査定額が適正か否かを判断することが可能です。
また、買取額の交渉にも役立つでしょう。
類似物件や過去の取引事例、公示地価などから相場を把握することがコツとなります。

コツ2:査定依頼をおこなう

査定依頼をおこなうことも、コツのひとつです。
査定とは、売りたい不動産がどのくらいの価格で売却できるのかを調査することです。
査定によっておおよその買取額を把握することができます。
また、査定には下記の2種類があります。

  • 机上査定
  • 訪問査定

机上査定とは、売主から頂いた情報をもとに、結果をお出しする方法です。
早ければ即日~数日で結果をお出しできるため、簡易査定とも呼ばれます。
「とりあえず金額だけ知りたい」「まだ売るかわからない…」といった場合に、用いられることが多い査定方法です。
ただし、データのみが根拠となるため、実際の買取額と大きく異なる可能性があります。
訪問査定とは、実際に現地に足を運び、調査したうえで査定する方法です。
土地の形状や日当たりの良し悪し、建物の状態や周辺環境といった、データだけではわからないことも考慮し、結果をお出しします。
机上査定より精度の高い査定がおこなえるのがメリットです。

コツ3:信頼できる不動産会社に依頼する

コツとして、信頼できる不動産会社に依頼することも挙げられます。
不動産という大切な財産を売るのですから、安心できる取引をおこなうべきです。
対応が良かったり、質問にすぐに応えてくれたり、信頼できると思えるようなところに買取をご依頼なさってください。

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不動産を買取で売却する際のコツと注意点

不動産を買取で売却する際のコツと注意点

最後に、不動産を買取で売却する際の注意点について解説します。

注意点1:住宅ローンを完済する必要がある

注意点としてまず挙げられるのが、住宅ローンを完済する必要があることです。
住宅ローンが残っている土地や建物には、抵当権が設定されています。
抵当権とは、お金を貸している金融機関が、不動産を担保にする権利です。
万が一返済が不可となった場合、担保にしている土地や建物を売却し、債権を少しでも多く回収します。
抵当権が設定された土地や建物は、抹消手続きをおこなわないと売ることができません。
抵当権は住宅ローンを完済することで抹消できます。

注意点2:売却費用がかかる

売却費用がかかることも、注意点のひとつです。
買取では、下記のような費用がかかります。

  • 印紙税
  • 抵当権抹消費用
  • 住宅ローン一括返済手数料
  • 譲渡所得税

印紙税とは、売買契約書に貼り付ける収入印紙代です。
売主と買主が売買契約書を1通ずつ保管する場合、一般的にはそれぞれが印紙税を負担します。
抵当権を抹消する手続きには、登録免許税が必要です。
ご自身で手続きをすることも可能ですが、専門的な知識を要するため、一般的には司法書士へ依頼します。
そのため、登録免許税とは別に、司法書士への報酬も支払わなくてはなりません。
また、住宅ローンを一括返済する際にも手数料がかかります。
金額は金融機関によって異なるため、債権者にあらかじめ確認しておくと良いでしょう。
さらに、土地や建物を売って譲渡所得(利益)が生じた場合、譲渡所得税という税金がかかります。
売ったあとに税金がかかる可能性があることも、注意点のひとつとして押さえておいてください。

注意点3:解除条件を確認しておく

注意点として、解除条件を確認しておくことも挙げられます。
なんらかの事情で売却をやめたい場合、契約解除のための条件があったり違約金が発生することがあります。
解約条件について理解をしておかないと、トラブルになる恐れがあるでしょう。
そのため、売買契約時は契約内容だけでなく、違約金の発生の有無や金額についても確認しておく必要があります。

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まとめ

買取とは不動産会社が直接土地や建物を購入することで、すぐに現金化できるのがメリットです。
売却を成功させるためのコツとして、相場を調べることや査定依頼をおこなうことなどが挙げられます。
ただし、住宅ローンを完済する必要があることや、売却費用がかかること、解除条件を確認しておくといった注意点もあります。
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