2023-10-17
自宅を売却するにあたり、リノベーションをするかどうかで迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
建物の状況によっては工事期間が長引くこともあるため、売却のスケジュールを立てる前に確認しておくことが大切です。
そこで今回は、不動産売却時のリノベーションで必要になる費用や期間について解説します。
明石市で不動産売却をご検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。
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リノベーションとは、中古住宅の天井や床などを新設し、大規模な改修工事をすることです。
リフォームと混同されがちですが、リフォームは老朽化した壁や床の交換など、修繕的な工事を指します。
一方でリノベーションは、居住者のライフスタイルに合わせた間取り変更など、物件の付加価値を高める工事を意味します。
マイナスの状態からゼロにする工事がリフォーム、新たな価値をプラスする工事をリノベーションと考えると良いでしょう。
リノベーションは新築のような状態にするだけでなく、和室を洋室に変更するなど部分的に工事することも可能です。
不動産売却にあわせてリノベーションをすると、高値で売却しやすくなる点がメリットです。
とくに水回りは設備が古いと敬遠される傾向にあるため、バスルームやトイレをリノベーションするだけでも印象が良くなります。
中古物件のマイナス部分を解消して内覧時の印象を良くすれば、値下げをしなくても売却できる可能性が高まるでしょう。
そのほか、買主がリフォームやリノベーションをする必要がないため、早く入居できるという買主側のメリットもあります。
リノベーション前の物件は、状況に応じて買主がリフォームなどをしなければならず、手間や費用がかかってしまいます。
リフォーム済み物件として売り出せば、転勤に合わせて引っ越したいなど、入居を急いでいる方からも検討してもらえるでしょう。
リノベーションをすると高く売れる可能性がありますが、工事にかかった費用を全額回収できるとは限りません。
売却価格に工事費用を上乗せすると割高感が出てしまい、中古物件の魅力である「安さ」が失われてしまいます。
また最近は中古物件を安く購入して、自分が好きなデザインにリノベーションする方が増加しています。
どんなにきれいにリノベーションされていても、買主の好みに合わなければ購入の対象から外されてしまうでしょう。
不動産売却前にリノベーションをするかどうかは、自己判断せずに不動産会社へ一度ご相談ください。
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リノベーションにかかる費用は、どのような工事をするかによって大きく異なります。
資金不足にならないよう、リノベーションの費用相場についてもしっかり確認しておきましょう。
一般的なリノベーションの場合、費用相場は以下のようになります。
リノベーション費用は、工事面積が大きくなればなるほど高くなるのが一般的です。
そのため、基本的にはマンションよりも一戸建てのほうがコストは高くなります。
ただしマンションであっても、階数が高い場合や設備のグレードを高くした場合は、費用が高額になることもあります。
また、工事車両が入りにくい立地は工事日数が長くなるため、その分費用が高くなりやすいと考えておきましょう。
リノベーション費用の内訳は、以下の4つに大別されます。
それぞれ費用の割合は約2〜3割と同程度ですが、建材費や設備費は選ぶ素材によって金額が変わります。
そのため、建材や設備を標準仕様にするなどの工夫をすれば、リノベーション費用を抑えられる可能性があります。
また工事費用を節約するためには、リノベーションしたい箇所に優先順位をつけることも大切です。
内覧時の印象を大きく左右する水回りは優先的に工事したい部分ですが、設備自体が高額なため注意が必要です。
水回りの設備にこだわりすぎると予算をオーバーしてしまい、ほかの箇所に費用をかけられなくなる可能性があります。
予算内に収められるよう、ここだけは譲れないというポイントを決めて、予算が余った場合に別の箇所を工事するようにしましょう。
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不動産を売却する前にリノベーションをすると決めたら、工事期間も含めて売却のスケジュールを立てる必要があります。
予定していた時期に売り出せなかったとならないよう、リノベーションにかかる期間を事前に確認しておきましょう。
マンションの室内全体をフルリノベーションする場合は、設計に3か月、工事に3か月と全体で6か月ほどかかるのが一般的です。
ほとんどのマンションでは、リノベーションをする前に理事会から許可を得るよう定められています。
理事会がおこなわれる頻度はマンションによって異なるため、時期を逃すと次の理事会まで待たなければなりません。
スムーズに工事に入れるよう、次の理事会がいつ開かれるなどを事前に問い合わせておくことをおすすめします。
また、工事が許可される曜日や時間帯が指定されることもあり、場合によってはさらに工期が伸びる可能性もあるでしょう。
一戸建ての場合は大掛かりな工事になるケースが多く、マンションよりも工期が長くなりがちです。
また木造かコンクリート造かなど、建物の構造によってもリノベーションにかかる期間が変動します。
さらに、解体を始めてから建物の不具合に気づくことも多いため、予期せぬ追加工事が発生することもあります。
このように一戸建ては、マンションに比べて不確定要素が多いため、前もって長めの工期を見積もっておくようにしましょう。
売却に伴うリノベーションでは、全面的な工事よりも部分的な工事をおこなうケースが多いです。
部分別の費用相場は、以下を参考になさってください。
上記は、基本的な設備の入れ替えにかかる日数であり、あくまでも目安です。
設備だけでなくその周辺の壁紙を交換したり、特殊な設備を設置したりした場合は、もう少し期間が長くなります。
より具体的な工期については、リノベーションを依頼する前に業者に確認しておくと良いでしょう。
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不動産売却前にリノベーションをおこなうと、高値で売却しやすいというメリットがあります。
ただし費用を全額回収するのが難しいという注意点もあるため、実施するかどうかは不動産会社と相談のうえ決めることをおすすめします。
リノベーションをおこなう際は、予算がオーバーしないよう、優先順位を決めて入念な資金計画を立てることが大切です。
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