3階建ての家は売却しにくい?特徴や売却を成功させるポイントを解説

2023-09-26

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3階建ての家は売却しにくい?特徴や売却を成功させるポイントを解説

この記事のハイライト
●3階建ての家の特徴は「駅に近い」「延床面積が広い」「高さを有効活用できる」の3つ
●売却しにくい理由は移動が大変でメンテナンス費用が高く、ターゲットが限られる点
●ポイントは、エレベーターが設置できるかの確認や耐震診断の実施、事業用としての売却の3点

一般的に、3階建ての一戸建ては売却しにくい傾向にありますが、その理由が気になりますよね。
本記事では、3階建ての家の特徴や売却しにくい理由、売却を成功させる方法について解説します。
明石市で一戸建ての売却を検討中の方は、ぜひ参考になさってください。

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売却前にチェック!3階建ての家の特徴とは?

売却前にチェック!3階建ての家の特徴とは?

3階建ての家の特徴を理解すると、そのメリットやデメリットが明確になり、物件のアピールポイントが見つかります。
購入希望者に物件のメリットを的確に伝えると、購買意欲を高め、成約につながる可能性が高まります。
3階建ての一戸建ての特徴は、以下のとおりです。

特徴①駅の近くに位置している

3階建ての家は、駅の近くに建てられることが多いです。
とくに、大都市では地価が高く、広い土地に家を建てると、土地価格や維持管理費が高くなります。
そのため、限られたスペースを効果的に使うために、3階建ての一戸建てが建築されるのです。
また、3階建ての物件が駅の近くに多い理由の1つは、都市計画法によって定められた建物の高さ制限に関連しています。
都市計画法では、住居、商業、工業のエリアごとに用途地域を分け、健全で住みやすい街を作るための規制がされています。
駅周辺の多くは商業系に分類され、商業系の用途地域では住居系の地域に比べて建物の高さ制限が緩いため、3階建ての建設が可能となるのです。

特徴②延床面積が広い

3階建ての一戸建ては、敷地面積が狭くても、延床面積が広いという特徴があります。
延床面積とは、建物の各階の床面積の合計で、居住スペースとして考えると良いでしょう。
敷地面積が狭くても、延床面積が広ければ、居住空間を確保できるため、快適な生活が可能です。
延床面積が広いのは、建ぺい率と容積率も関係します。
建ぺい率とは、敷地面積に対する建築できる面積の割合で、敷地に対して1階部分の建物面積がどれだけ占めているかを示す指標です。
一方、容積率は、敷地面積に対する各階の床面積の合計の割合を示します。
建物を建てる際は、所有地であっても、用途地域ごとに定められた建ぺい率や容積率で建築しなければなりません。
商業系と住居系の地域では、建ぺい率や容積率に関する規定が異なり、駅周辺の商業系の地域では規定が緩やかです。
そのため、商業地域にある3階建ては延床面積が広い傾向にあります。

特徴③高さを有効活用できる

3階建ての一戸建ては、各階を独立した空間として使うことができ、異なる目的の生活スペースを作ることができます。
家族構成やライフスタイルに合わせて、用途を変えることが可能です。
たとえば、1階にキッチン、リビング、ダイニングスペース、2階に子供部屋や趣味のスペース、3階には寝室を設け、静かな空間を作ることができます。
また、プライバシーを確保でき、二世帯住宅にも適しています。

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3階建ての家が売却しにくい理由とは?

3階建ての家が売却しにくい理由とは?

3階建ての住宅には、メリットとなる特徴がある一方で、他の方々にとってはデメリットと感じられる点も多く、これが売却の障壁となっています。
3階建ての住宅が売却しにくい理由は、以下のとおりです。

①各階の移動が大変

3階建ての住宅のデメリットとして挙げられるのが、日常生活での移動が多く、生活動線が非効率的になることです。
たとえば、1階に洗面所、2階にベランダ、3階にクローゼットがある場合、洗濯をするためには1階で洗濯機を使い、2階で洗濯物を干し、3階でクローゼットに納める、という手順を踏む必要があります。
このように、洗濯だけでも各階を移動する手間がかかります。
とくに、高齢者にとって階段での移動は負担が大きいため、売却を見送る理由となるでしょう。

②メンテナンス費用が高額になりやすい

3階建ての住宅は、メンテナンスやリフォームのコストが高くなるため、維持管理費の負担が大きいという点が、売却の障壁となります。
3階建ての住宅では、水道管、ガス管、電気の配線が上下に渡っているため、点検や修理が手間取ります。
また、外壁や屋根の修繕時には、一般的な家よりも大きな足場が必要となり、それがコストアップにつながるのです。
売却する物件が比較的新しい場合は、この影響は少ないかもしれませんが、築年数が経過している場合は、メンテナンス費用や修繕費が問題となり、購入者が見つかりにくくなる可能性があります。

③ターゲットが限られる

3階建ての住宅は、特定のニーズを持つ方々にとっては魅力的ですが、一般的には受け入れられにくいという点が、売却の障壁となります。
先述のとおり、3階建ての住宅は、高齢者が住むには不便なため、将来親と同居する可能性がある顧客層にも避けられる可能性が高いです。
そのほか、3階建ては高さがあるため、耐震性に不安を覚える買主もいます。

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3階建ての家の売却を成功させるポイントとは?

3階建ての家の売却を成功させるポイントとは?

3階建ての住宅は売却が難しいですが、ポイントを押さえれば売却をスムーズに進めることも可能です。
3階建ての住宅の売却を成功に導くポイントは、以下の3つです。

ポイント①階段昇降機やホームエレベーターの設置

前章でも述べたように、3階建ての住宅では移動が多く、高齢者がいる家庭では購入が難しい傾向にあります。
そこで、階段昇降機やホームエレベーターが設置できれば、高齢者がいる家庭にも物件をアピールできる可能性があります。
そのため、3階建ての住宅を売却する際には、階段昇降機やホームエレベーターの設置が可能かをリフォーム会社等に確認するのがおすすめです。
設置が可能であれば、売却する際にアピールポイントになります。
階段昇降機やホームエレベーターがあれば、重い荷物を持っていても階段の昇降が楽になります。
とくに、ホームエレベーターは、車椅子での移動も可能となり、介護が必要な方にとってもメリットが大きいです。

ポイント②耐震診断をおこなう

3階建ての住宅の売却において、専門家に依頼して耐震診断を実施するのもおすすめです。
耐震診断とは、地震による建物の耐震性を調査するもので、柱や梁、壁の状態、地盤の強度などを確認します。
一般的に、耐震診断の費用は10~20万円程度かかりますが、耐震性に問題がないことが確認できれば、購入希望者の不安を取り除くことができます。
ただし、1981年(昭和56年)6月以降に建てられた建物であれば、新耐震基準を満たしている可能性が高いため、耐震診断を受けるかどうかは不動産会社と相談しながら進めることがおすすめです。
購入希望者の不安を取り除くために、耐震の安全性を証明できるよう準備しておきましょう。

ポイント③事業用としての売却を検討する

3階建ての建物の売却においては、居住用だけでなく、事業用としても売却できる可能性を検討することが重要です。
部屋数が多い場合、民泊や介護施設などにも利用できるため、売却のターゲット層を広げることができます。
また、3階建ての住宅は、主要駅から近い場所に位置していることが多いため、事業用としての需要が期待できます。
ただし、テナントとして売却する場合、駐車場の確保が必要となるため、駐車場が確保できない場合は、売却に時間がかかる可能性があるでしょう。

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まとめ

3階建ては、駅に近くて延床面積が広く、高さを有効活用できる特徴があります。
売却しにくい理由は、移動が大変でメンテナンス費用も高額になりやすく、ターゲット層が限られる点です。
しかし、エレベーターが設置できるかの確認や耐震診断の実施、事業用としての売却などのポイントを押さえれば売却することも可能です。
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