マンション売却時にエアコンはどうする?残す場合と撤去時の注意点も解説

2023-08-05

マンション売却時にエアコンはどうする?残す場合と撤去時の注意点も解説

この記事のハイライト
●マンション売却時のエアコンの扱いについては、売主と買主が話し合って決める
●マンション売却時にエアコンを残したほうが良いケースは、お互いの利害が一致した場合である
●マンション売却時にエアコンを撤去する際は、撤去のタイミングに注意する

マンションの売却で、撤去すべきか残しておくべきか悩むのがエアコンなのではないでしょうか。
エアコンの取り扱いは売主が基本的に決めることができますが、自己判断で残すのはトラブルの原因となるため避けたほうが良いでしょう。
そこで、マンション売却時にエアコンはどうするのか、残したほうが良いケースと撤去したほうが良いケースについて、また注意点を解説します。
明石市でマンションの売却をご検討中の方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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マンション売却時にエアコンはどうする?

マンション売却時にエアコンはどうする?

マンションを売却する際にエアコンの扱いに悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここではマンション売却時のエアコンはどうするのかを解説します。

エアコンの扱いに関するルールはない

結論から言えば、マンション売却時にエアコンをどうするのかについて、明確なルールは定められていません。
ただ一般的には、エアコンや照明などは「付帯設備」と呼ばれ、撤去した状態で引き渡すことが基本です。
そのため、売主が新居で使う予定がある場合は、撤去して持っていくことができます。
また、残したい場合は売主と買主が協議して決めることも可能です。
ただし、売主が不要だからと自己判断で設置したままにすると、トラブルの元になるので避けたほうが良いでしょう。

エアコンの扱いは買主と話し合って決める

エアコンをどうするかは、売主と買主と話し合って決めると良いでしょう。
エアコンは一般的に売主の所有物であるため、売主が新居に持っていきたいと思えば話し合う必要はありません。
しかし「引っ越し先で買い替える予定」「エアコンが古くて置いていきたい」などといった場合は、買主に了承を得てから残すようにしましょう。
とくにエアコンが古い理由で残すような場合は、すぐに壊れたり処分費用がかかったりするため買主に迷惑がかかる恐れもあります。
必ずしもエアコンをもらって嬉しい方ばかりでないことに注意しましょう。
そのため、買主が「処分してほしい」と要望があれば、売主が売却前に撤去する必要があります。
エアコンを残しておきたい場合は、あくまでも提案の姿勢で話し合うことがポイントです。
「もし良ければ残しておきますが、いかがでしょうか」のように、押し付けられたと感じさせない話し方がスムーズに話し合うコツです。
また、なかには古くてもエアコンがあって嬉しいと感じる方も少なくないため、処分する場合も買主に相談してからが良いでしょう。

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マンション売却時にエアコンを残したほうが良いケース・撤去したほうが良いケース

マンション売却時にエアコンを残したほうが良いケース・撤去したほうが良いケース

次に、エアコンを残したほうが良いケースと、撤去したほうが良いケースについてそれぞれ解説します。

エアコンを残したほうが良いケースとは

売主と買主の利害が一致した場合は、エアコンを残したほうが良いでしょう。
たとえば「売主はエアコンを不要としており、買主は必要としている」ような場合です。
売主は、新しく買い替えるもしくは、引っ越し先にエアコンがあるなどの理由で必要ない場合に、買主はできれば残してほしいと思っているケースです。
このような場合は、売主と買主の利害が一致しているため、エアコンを残したほうがお互いのメリットと言えます。
また、エアコンの撤去・移設には費用が意外とかかります。
エアコンが新しい場合でも、これらの費用を負担してまでも撤去すべきかも併せて検討すると良いでしょう。

エアコンを撤去したほうが良いケースとは

一方で、エアコンを撤去したほうが良いケースは、エアコンが古くいつ壊れてもおかしくないような場合です。
エアコンは老朽化が進むと、故障するリスクはもちろんですが、電気代も高くなってしまいます。
残したまま売却してしまうと、買主がリスクや費用を負担することになるため、撤去しておくことをおすすめします。
なお、エアコンが古いといっても判断が難しいため、以下を目安に考えると良いでしょう。

  • 購入年数5年以内:故障の心配がなく長期間使用することが可能
  • 購入年数5~8年:長期間使用できるかわからない状態であるため、移設費用をかけるほとではない
  • 購入年数8~10年:故障してもおかしくない状態であるため、撤去したほうが良い

購入年数が5年以内と浅い場合は、基本的に故障の心配もないため、これから先も長期間利用することができます。
しかし、前述したように移設費用がかかるため、撤去すべきか検討すると良いでしょう。
購入年数が5~8年になると、故障があったりなかったりと長期間使用できるかわからない状態です。
そのため、移転費用をかけてまで新居で利用すべきか検討したほうが良いでしょう。
また、買主が残してほしいと要望があれば、残していくことも1つの選択肢と言えます。
購入してから8~10年経つと、いつ故障してもおかしくない状態です。
エアコンの寿命は一般的に10年と言われているため、残しておいても買主の負担が大きくなるため撤去をしたほうが良いでしょう。

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マンション売却時にエアコンを残す・撤去する際の注意点

マンション売却時にエアコンを残す・撤去する際の注意点

最後に、マンション売却時にエアコンを残した場合の注意点と、撤去する際の注意点をそれぞれ解説します。

エアコンを残した場合の注意点

エアコンを残すことを選択した際に注意すべき点は以下の2つです。
①付帯設備表に記載する
エアコンを残す場合は「付帯設備表」に、しっかりとエアコンの状態を記載しておくようにしましょう。
付帯設備表とは、エアコンやキッチン、洗面所などの室内設備について、故障や不具合などの有無、動作状況を記載している書類のことです。
エアコンを残す場合は、必ず動作確認をして不具合がないかを確認しましょう。
不具合がある場合は、付帯設備表に記載したうえで、買主にも伝えておくことが大切です。
後々トラブルにならないためにも、明確に状態を記載しておくことをおすすめします。
②契約不適合責任のリスク
契約内容と不適合なことがあとで発覚した場合は、売主は責任を問われることがあります。
これを「契約不適合責任」と言います。
エアコンについては、付帯設備のため契約不適合責任の対象外となっていることが多いですが、「契約不適合責任の規定を適用しない」と契約書に明記しておくと安心です。

エアコンを撤去する場合の注意点

エアコンを撤去する際は「撤去するタイミング」に注意しましょう。
撤去にもっとも適したタイミングは、売買契約の締結後の引き渡し前です。
撤去する場合でも、内覧時にエアコンがないと、暑さや寒さによりゆっくりと内覧者が見学できません。
せっかく内覧に来てもらったのに、良い印象をもってもらえなくなる可能性もあります。
そのため、売却活動中はエアコンを撤去せずそのままにした状態にして、売買契約後の引き渡し時に外すことをおすすめします。
より良い条件でマンションを売却するためにも、エアコンを撤去するタイミングには注意しましょう。

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まとめ

マンション売却では、原則として撤去してから引き渡すのが一般的です。
しかし、売主の意向で残したい場合は、買主と話し合って決めることもできます。
また、残す場合は事前に動作確認をおこない、トラブル防止のためにも付帯設備表にはエアコンの状態を明確に記載しておくようにしましょう。
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