団地の売却方法とは?団地のリフォーム・リノベーションのポイントも解説

団地の売却方法とは?団地のリフォーム・リノベーションのポイントも解説

この記事のハイライト
●団地をリフォームしてから売却する際は設備を新品にするのがおすすめ
●リノベーションする際は間取りを現在のニーズに合ったものにする
●最寄り駅から近かったり築年数が新しかったりする場合はそのまま売り出してみる

団地の売却では、適した売却方法を選択することが大切です。
団地は築年数が経過している物件が多く、なにかしらの手を加えないと売却が難航することもあります。
団地の売却方法には「リフォームして売却」「リノベーションして売却」「そのままの状態で売却」の3つがあり、それぞれポイントが異なります。
こちらの記事では、団地の3つの売却方法とそれぞれのポイントを解説しますので、明石市で団地の売却をお考えの方は、ぜひ参考になさってください。

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団地の売却方法1:リフォームする

団地の売却方法1:リフォームする

リフォームとは、老朽化したところを修繕し、新築のような状態に戻すことです。
老朽化した設備を新しい設備に取り替えるだけでもアピールポイントとなるため、買主が見つかりやすくなります。
また団地の場合、エレベーターがなかったり間取りが狭かったりと、現在のニーズに合っていないこともあります。
リフォームによってニーズを満たす物件になれば、スムーズに売却できるかもしれません。
最新の設備が整った物件は内覧時の印象が良くなり、購買意欲も高まるでしょう。

システムキッチンに交換する

リフォームをしてから売却する場合、システムキッチンへの交換を検討してみてください。
団地は昭和30年~40年代頃に建てられたものが多く、当時のキッチンはガスコンロと流し台が分かれているタイプが主流です。
隙間が多くゴミが溜まりやすかったり、掃除が大変だったりするうえ、見た目も古い印象を与えてしまいます。
その反面、システムキッチンはガスコンロや流し台、調理台が一体化しており、掃除が楽になるのが魅力です。
使い勝手が良いため、自宅のリフォームでシステムキッチンを導入する方も多くいます。
食器洗い乾燥機やオーブンなどが備わった高性能のキッチンなら、ほかの物件との差別化もできるでしょう。

トイレを節水タイプのものにする

節水タイプのトイレを導入するのもおすすめです。
団地の場合、排水量が多いトイレが設置されていることも多く、光熱費が高くなる可能性があります。
節水タイプに交換すれば、水道代を節約でき、売却時にアピールすることも可能です。
また、トイレをリフォームする際は、温水洗浄便座付きやタンクレスなど、現在のニーズに合わせることも大切といえます。

ユニットバスに交換する

浴室をユニットバスにすることもおすすめです。
タイル張りやバランス釜の場合、それだけで古い印象を与えてしまいます。
団地の浴室は「冬は寒い」という声も多く、リフォームによってそのような悩みを解消できるかもしれません。
ただし、団地の構造上リフォームできない可能性もあります。
配管を交換したり、壁を壊したりといった大掛かりな作業も必要になる可能性があるため、注意が必要です。

防犯性を高める

団地をリフォームする場合、テレビモニター付きインターフォンや補助錠(二重ロック)を設置し、防犯性を高めることもポイントです。
物件を探す際、防犯性の高さを重視する方も少なくありません。
とくに、お子さまのいるファミリーや女性は、セキュリティ対策が講じられた物件を選ぶ傾向にあります。
防犯性が高ければ、築年数の経過した団地でもスムーズな売却が期待できるでしょう。

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団地の売却方法2:リノベーションする

団地の売却方法2:リノベーションする

リノベーションとは、修繕により機能性やデザイン性などを高め、価値を向上させることです。
原状回復の意味が強いリフォームに比べ、新築時よりも性能の良い物件にすることを指します。
近年は団地をリノベーションして住む方も増えており、現在のニーズに合った売却方法といえます。

間取りを変更する

団地をリノベーションしてから売却する場合、間取りの変更がおすすめです。
団地がたくさん建てられた昭和30年~40年代頃は、世帯人数が多く、部屋数の多さが求められていました。
現在は少子高齢化や核家族化により世帯人数が減少し、部屋数よりも広さを求める方が増えています。
団地に多い2DKや3DKの間取りはニーズに合わず、古びた印象を与えてしまいます。
リノベーションによって1LDKや2LDKなどの間仕切りの少ない空間に仕上げれば、好印象を持ってもらえるでしょう。

リフォームよりも費用が高くなりやすい

リノベーションをしてから団地を売却する場合、費用が高くなりやすいのがデメリットです。
リノベーションはリフォームに比べて大掛かりな工事になりやすいため、十分な資金を確保しなければなりません。
団地の広さや工事内容によって費用は異なりますが、フルリノベーションの場合は600万円~1,800万円が目安です。
リノベーションの必要性を考えたうえで、適した売却方法なのかを見極める必要があります。

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団地の売却方法3:そのまま売り出す

団地の売却方法3:そのまま売り出す

団地の売却方法として、手を加えずそのまま売り出す方法もあります。
下記のような場合、リフォームやリノベーションをしなくても早期に売却できるかもしれません。

  • 最寄り駅から近い
  • 人気のエリアにある
  • 築年数があまり古くない

最寄り駅から近い団地の場合、そのままの状態でも売却しやすいでしょう。
通勤・通学のために、最寄り駅までの距離を重視して不動産を購入する方も少なくありません。
とくに、最寄り駅から徒歩圏内にある団地は、そのままの状態でも早期売却が期待できます。
また、団地が人気のエリアにある場合も、そのまま売却できる可能性が高いでしょう。
近隣に商業施設が多い、自治体の子育て支援が手厚いなど、ターゲットのニーズに合った住環境ならそのままでも需要が見込めます。
そのまま売ることを売却方法として選ぶ際は、団地の築年数にも着目してください。
築年数が経過した団地が多いなか、比較的新しい物件ならその分印象も良くなります。
築年数の新しさを求める買主もいるため、売却時にアピールできるのがメリットです。
団地のリフォーム・リノベーションをおこなう際には費用や手間がかかるため、まとまった資金を準備しなければなりません。
工事費用を物件価格に上乗せして売り出すと、中古物件の魅力である安さが失われ、買主が見つかりにくくなるおそれがあります。
そのため、リフォームやリノベーションにかけた費用を思うように回収できず、結果として損をするかもしれません。
工事にかける費用がない場合は、まずそのままの状態で売り出してみましょう。
そのまま売り出して買主が見つからない場合に、リフォームやリノベーションを再検討するのもひとつの方法です。

自分の好きな間取りや設備にしたい買主もいる

先述したとおり、近年は団地をリノベーションして住む方が増えています。
そのため、あえて古くて安い物件を購入する方も多いのです。
そのままの状態で売り出せば、リフォームやリノベーションを検討している方に向けた売却ができます。
自分の好きな間取りや設備にしたい方は、築年数の古さよりも価格の安さを重視している方も多いです。
売却時に「リフォームやリノベーション可能」という旨をアピールすれば、早期の売却が見込めるでしょう。

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まとめ

団地の売却方法は「リフォーム」「リノベーション」「そのまま」の3つがあります。
リフォームの場合は設備を新品にし、リノベーションの場合は間取りの変更を検討しましょう。
団地の条件によってはそのまま売却できる可能性があるため、適した売却方法を選んでください。
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