不動産売却で知っておきたいレインズとは?仕組みや利用するメリットを解説

2022-11-22

不動産売却で知っておきたいレインズとは?仕組みや利用するメリットを解説

この記事のハイライト
●レインズとは売却物件の情報が登録されている不動産会社専用のネットワークシステム
●レインズに登録できるのは媒介契約を締結したあと
●早期売却の可能性が高まるなどのメリットがある一方売却の事実が知れ渡ってしまうといったデメリットも生じる

不動産売却時に、レインズというシステムを利用することがあります。
レインズの利用には早期売却などのメリットがある反面、デメリットや注意点もあるため、あらかじめ仕組みを理解しておくことが大切です。
今回は私たち「明石不動産売却センター」が、レインズとはどのようなものなのか、流れやメリット・デメリットを解説します。
明石市エリアで不動産売却をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。

\お気軽にご相談ください!/

不動産売却をするなら知っておきたいレインズとは?

不動産売却をするなら知っておきたいレインズとは?

まずは、不動産売却をするなら知っておきたい、レインズとはどのようなものなのかをご紹介します。
レインズとは、売却物件の情報が登録されているネットワークシステムのことです。
正式名称は「Real Estate Information Network System」で、それぞれの頭文字を取って称されています。
レインズの大きな特徴は、明石市エリアを含めた土地や建物の情報が一覧で見られることです。
所在地や面積、価格などさまざまな条件で検索が可能となっており、買主の求める不動産をスムーズに発見することができます。
ただし、不動産の情報を見られるのは、一般的に不動産会社のみです。
不動産会社専用のサイトとも呼ばれており、弊社を含め個人の住宅の売買仲介をおこなう不動産会社は、ほぼ利用しているシステムといえます。

不動産流通機構によって管理・運営されている

レインズとは、国土交通省が指定する「不動産流通機構」によって管理・運営されています。
不動産流通機構とは、不動産取引の適正化や円滑化を目的とした組織のことで、下記のとおり全国で4つの組織(東日本・中部・近畿・西日本)があります。

  • 東日本レインズ:北海道・東北6県・北関東3県・首都圏1都3県・甲信越3県
  • 中部レインズ:中部・北陸の7県
  • 近畿レインズ:近畿6府県
  • 西日本レインズ:中国5県・四国4県・九州と沖縄8県

弊社のある明石市は、近畿ブロックに該当します。

レインズの仕組みや登録後の流れとは

不動産会社と媒介契約を締結していただいたあと、土地や建物の情報をレインズに登録します。
加入している不動産会社によって不動産の情報がチェックされ、図面をダウンロードしたり購入希望者に渡したりするという流れになるのが一般的です。
登録後すぐに公開されるので、ご自身の土地や建物の情報がマーケットに掲載されます。
不動産の情報が公開された時点で、不動産売却はスタートしているといえるでしょう。

この記事も読まれています|不動産売却前にリフォームをするべき?メリットとデメリットや費用を解説

\お気軽にご相談ください!/

不動産売却でレインズに登録する流れ

不動産売却でレインズに登録する流れ

続いて、不動産売却でレインズに登録する流れを解説します。

流れ1:媒介契約を締結する

先述でご紹介したとおり、不動産売却が決まったらまずは不動産会社と媒介契約を締結します。
不動産会社を介さないと、レインズには登録できないので注意が必要です。
「媒介契約を締結すると、仲介手数料が発生するのでは?」と思う方もいらっしゃることと思います。
しかし、仲介手数料は売買契約が成立したときに発生する成功報酬となるため、媒介契約を締結した時点で支払うということはありません。

流れ2:レインズへ実際に登録する

媒介契約の締結後、実際にレインズに不動産の情報を登録します。
登録後、登録証明書が発行されるので、所在地や面積などに誤りがないかをチェックなさってください。
ちなみに、不動産売却においてレインズへの登録義務が発生するのは「専任媒介契約」と「専属専任媒介契約」のみです。
一般媒介契約の場合、登録義務は生じません。

流れ3:不動産の情報が公開される

レインズへの登録が完了したら、不動産の情報が公開されることになります。
登録してすぐに公開されるので、タイミングによっては短期間で客付けができ、売却につながるでしょう。

流れ4:業務報告を受ける

専任媒介契約の場合は2週間に1度、専属専任媒介契約の場合は1週間に1度、文書または電子メールにて売却活動の状況の報告を受けます。
不動産売却時の業務報告では、問い合わせや反響、引き合いの状況などを伝えるのが一般的です。

この記事も読まれています|不動産売却前にリフォームをするべき?メリットとデメリットや費用を解説

\お気軽にご相談ください!/

不動産売却時にレインズを利用するメリット・デメリット

不動産売却時にレインズを利用するメリット・デメリット

最後に、不動産売却時にレインズを利用するメリット・デメリットをご紹介します。

メリット1:早期売却の可能性が高まる

メリットとしてまず挙げられるのが、早期売却の可能性が高まることです。
レインズに土地や建物の情報を登録すると、加入しているほとんどの不動産業者がその物件情報を共有することになります。
先述でもご紹介したとおり、レインズはリアルタイムで情報が公開されるため、宣伝力がとても高いです。
タイミングによってはすぐに購入希望者が見つかることもあり、スムーズな売却が見込めるでしょう。
また、不動産会社の規模に関係なく、情報を公開できるのも大きな魅力です。

メリット2:不動産の適正価格がわかる

不動産の適正価格がわかるのもメリットのひとつです。
登録されている成約事例をもとに、売り出し価格を決めることができます。
不動産のポータルサイトや、各社のホームページでも相場を把握できますが、記載されている価格はあくまでも売主の希望価格です。
不動産売却では、とにかく適正価格を知ることが大切なので、相場を知れば適正価格で売り出せるでしょう。
また、レインズにはたくさんの土地や建物が登録されています。
豊富な取引情報から、売却した不動産に近い物件を検索して、相場をチェックなさってください。

メリット3:両手仲介を目的とした囲い込みを防止できる

メリットとして、囲い込みを防止できることも挙げられます。
囲い込みとは、仲介を依頼された不動産会社が、両手仲介を目的に不動産の情報を隠すことです。
不動産会社にとっての利益は仲介手数料であるため、売主と買主の両方を仲介(両手仲介)すれば、より多くの仲介手数料を得ることが可能です。
しかし、囲い込みによって自社内だけで情報を共有したり、不動産の情報を正しく登録していなかったりするケースがあります。
囲い込みはスムーズな売却を妨げるほか、希望より安く売却される可能性も否めません。
その一方、レインズでは登録された物件情報をしっかりご確認いただくので、安心して売却できます。

デメリット1:売却の事実が漏れる可能性がある

不動産売却でレインズを利用するデメリットは、売却の事実が漏れる可能性があることです。
明石市周辺においても限られた方しか閲覧できませんが、情報が巡って身近な方に知られる恐れがあります。
そのため、売却情報を広く知らせたくない方は注意が必要です。
周囲に知られずに不動産売却したい場合は、不動産会社と直接取引をする買取も視野に入れてみることをおすすめします。

この記事も読まれています|不動産売却前にリフォームをするべき?メリットとデメリットや費用を解説

まとめ

不動産売却をするなら知っておきたい、レインズとはどのようなものなのか、流れやメリット・デメリットを解説しました。
レインズに登録することで、広い範囲での客付けが期待できますが、不動産売却することを周囲に知られたくない場合には注意が必要となります。
私たち「明石不動産売却センター」は、明石市エリアでの不動産売却を専門としております。
仲介にくわえ買取も対応していますので、不動産の売却でお困りの方や疑問をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

ブログ一覧ページへもどる

まずはご相談ください!

0120-35-1146

営業時間
9:00~19:00
定休日
水曜日

相続

空き家

税金

インスペクション

売却査定

お問い合わせ