2022-10-18
スケルトン物件とは配管や構造がむき出しで内装がされていない物件のことで、店舗や事務所物件を賃貸するときには耳にする言葉です。
スケルトン物件はリフォームして売却するか、そのまま売却するかどちらが良いでしょうか。
スケルトン物件をそのまま売却するメリット・デメリットについて解説しますので、明石市内でスケルトン物件の売却を検討している方はぜひ、参考にしてください。
\お気軽にご相談ください!/
スケルトン物件とは内装がなく、コンクリート造ならばその下地がそのまま見えている物件のことで、マンションや店舗などで見られる状況です。
当然、このままでは住めないために、リフォームして手を入れる必要がありますが、そのまま売却する場合にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
中古住宅を売却するときリフォームするかしないかは悩みどころで、買主の好みなどもあるものの、キレイにしたほうが見栄えが良く思えます。
しかしながら、リフォームすることで費用がかかり、リフォーム工事で時間がかかってしまいます。
もし、スケルトン物件をリフォームするならば、2~3か月の期間が必要なので、その分売却を始める時間が遅れてしまいます。
リフォーム費用も数百万円かかり、最近では資材や住宅設備機器の価格も上昇しているので、思った以上の予算が必要になることも。
スケルトン物件をそのまま売却するならば、リフォームの費用や期間がかからないので、手間もかからず売却活動に進めます。
リフォームに伴う解体工事も発生しないのはメリットです。
特にユニットバスやキッチンの解体、建具枠の解体は大きな音や振動も出るので、物件がマンションなら他の住人に気を使わないと、クレームが発生することも。
解体工事の手間や費用も発生しないこともメリットです。
最近はリノベーション物件の人気も高いので、リフォームしないどころか、スケルトン物件を喜ぶ人も少なくないでしょう。
スケルトン物件は間取りも自由に作れますし、設備や仕様も買主の希望通りのものを作れます。
電気配線も自由に設定できるので、コンセントの箇所や位置も使いやすく配置できます。
普通の物件ならば、立地は条件通りだけど間取りは条件に合わないので検討を見送るケースでも、スケルトン物件ならばそういったこともありません。
買主がイメージしている物件のまま実現することも可能なので、リノベーションを希望している買主がいる場合にはこれ以上ない物件と言えるでしょう。
この記事も読まれています|不動産売却による契約不適合責任とは?瑕疵担保責任との違いや注意点について
\お気軽にご相談ください!/
住みながら物件を売却する場合は生活感が出てしまいますが、家具や家電が置いてあるので、ここで生活するイメージが付きやすいでしょう。
しかし、スケルトン物件は室内に何もないので生活イメージが付かず、大規模なリフォームを前提としていない買主にとっては検討しづらい物件です。
できるだけ早く物件に引越したい方や、部屋に対して強いこだわりがない人にとってスケルトン物件は手間がかかる物件と思われてしまい、売却しづらいでしょう。
また、検討するにしても間取りの作成、設備の選択など、設計作業が必要で設計しないと見積りも出せず、予算も組めないので物件検討が長引いてしまいがちです。
スケルトン物件をその売却するならば、時間がかかるデメリットがあることを覚えておきましょう。
スケルトン物件には何もないので、住宅設備などの価値を算入して売却価格を検討できません。
その上で、リフォーム工事費用が必要になるので、売却価格が安くなることがデメリットです。
近年では建築資材や住宅設備の値段が上がっているため、リフォーム価格も上がっています。
物件の規模やリフォームの要望次第ですが、最低でも400万円以上のリフォーム費用が必要です。
リフォーム工事費用と同額かそれ以上、売却相場から安くなる可能性があるので、それを踏まえて売却価格を検討しましょう。
もちろん、不動産会社に査定を依頼するのも良い方法です。
リフォーム工事費用の目安を把握している不動産会社も多いので、まずは相談してみてはいかがでしょうか。
この記事も読まれています|不動産売却による契約不適合責任とは?瑕疵担保責任との違いや注意点について
\お気軽にご相談ください!/
結局、スケルトン物件を売却したいときはどうすれば良いのでしょうか。
基本的にスケルトン物件をそのままで売却活動しても問題ありません。
不動産会社からリフォーム工事をしたほうが良いとアドバイスがあったときに初めて検討するくらいで良いでしょう。
その理由として、以下の3つがあります。
スケルトン物件がマンションなどの住宅の場合、住宅として成立していないので売却してはいけないのでは?などと考える方もいると思います。
しかしながら、それを定めている法律もなければ、罰せられることもありません。
売却の仕方は自由ですし、スケルトン物件では無くともフルリフォームする場合もあるので、気にせずスケルトン物件はそのままで売却しましょう。
スケルトンの状態から費用をかけてリフォームしても、その分だけ高く売却できるとは限りません。
資産価値で考えるならば、立地や築年数、延床面積が優先して考えられます。
リフォームすれば売却価格を高く設定することも可能ですが、資産価値は上がらないので、費用対効果が望めないでしょう。
また、売主によるリフォームは買主の好みに合わず、余計な出費になってしまうことも。
そればかりか物件を気に入ってもらえずに、契約に結びつかないこともあるでしょう。
なので、スケルトン物件のリフォームはせずに、そのまま売却しましょう。
自分でリノベーションして、好きなように部屋を作りたいというニーズも多いので、そういう方にとってはスケルトン物件のほうが好まれます。
普通の中古物件を購入し解体して作り直すのは手間も時間も費用もかかるので、少しでもそれらを減らしたいからです。
また、スケルトン状態で物件の構造が見えることは、普通の中古物件にはない安心感でもあるのです。
売却したいスケルトン物件の戸数が沢山あるのなら、売却戦略のためにもリフォームした部屋があっても良いかもしれませんが、そうでないならばそのまま売却したほうが良いでしょう。
物件ひと部屋を売却するならば、一組の買主を見つければ良いだけです。
そして、スケルトン物件は市場に出回らないので、不動産としての条件が悪くない限りは検討してくれる方がいるでしょう。
スケルトン物件は手間や時間をかけずにそのまま売却しましょう。
この記事も読まれています|不動産売却による契約不適合責任とは?瑕疵担保責任との違いや注意点について
スケルトン物件をそのまま売却するメリットは、リフォーム費用がかからず、工事にかかる時間もなくなるので、金銭的負担もないうえ、より早く売却できることがメリットです。
一方、デメリットは、設計や見積もりが必要なため買主の検討に時間がかかることや、物件を利用するイメージが湧きづらいので、購入検討がしづらいことです。
売却価格もリフォーム費用分だけ安くされがちです。
スケルトン物件はリフォームしたことによる費用対効果も望めないので、そのまま売却したほうがメリットも大きいでしょう。
明石市内でスケルトン物件の売却を検討している方や取り扱いに悩んでいる方は、ぜひ、お気軽にご相談ください。
市場のニーズを踏まえた上で、売却価格の査定や販売方針を検討し、売却を成功に導きます。
築年数が経った不動産を売却するときには、リフォームをした方が良いのか、悩みますよね? 結論、不動産売却前のリフォームはせずにそのまま売却することをオススメします。 今回は、不動産売却...
2022-01-07
売却する不動産の水回りの劣化が激しいと「リフォームしないと売れないのでは」と気になってしまいますよね。 また、買い替えで引っ越す新居の水回りリフォームが必要になることもあるでしょう。...
2022-04-08
この記事のハイライト ●不動産売却前にリフォームはしない方がいい●重要な設備が壊れているときは不動産売却前にリフォームをした方が良い場合もある●リフォームをするべきか悩んで...
2022-10-28
この記事のハイライト ●団地をリフォームしてから売却する際は設備を新品にするのがおすすめ●リノベーションする際は間取りを現在のニーズに合ったものにする●最寄り駅から近かった...
2023-04-18
この記事のハイライト ●未登記物件とは、表題登記がされていない建物のことをいう●未登記のまま放置すると、過料が課されたり売却が困難になったりする●表題登記は土地家屋調査士、権利部登記は司法書士に依頼する...
2023-08-08
この記事のハイライト ●相続放棄の手続きの流れは相続財産の調査から受理通知書が届くまで6段階ある●手続きの必要書類は被相続人との関係性によって異なる●注意点は、不備があった場合と単純承認、相続放棄後の管...
2023-07-25
この記事のハイライト ●相続した不動産の名義を、被相続人から相続人に変更する手続きを相続登記という●相続登記の際にかかった費用は、確定申告時に経費として算入することができる●相続登記費用は、相続税におけ...
2023-07-18
この記事のハイライト ●たとえ事故物件であっても相続税は通常の物件と同じように徴収される●事故物件を相続するか否かは物件の立地や相続税の支払いの可不可などを判断基準にする●将来的なデメリットが大きいと感...
2023-05-23
この記事のハイライト ●セーフティネット住宅とは、住宅確保要配慮者の入居を拒まない住宅のこと●空き家をセーフティネット住宅に登録するには、床面積などの基準を満たす必要がある●専用住宅で登録すると、改修費...
2023-11-21
この記事のハイライト ●空き家では配線機器のトラブルやタバコのポイ捨てなどが原因で火災が起こる●空き家の火災の多くは管理不足が原因なので適切に維持・管理していくことが大切●他者が原因でおきた火災について...
2023-03-14
この記事のハイライト ●空き家には4つの種類がある●空き家の種類のなかで増加率がもっとも高いのはそのほかの物件●空き家を放置すると特定空家等に認定される可能性があるため早めに売却するのがおすすめ 相続し...
2023-01-31
この記事のハイライト ●空き家を現状のまま売却する場合は幅広い顧客層を募れるが、売却期間が長期化する傾向がある●空き家を解体して更地にして売却する場合は解体費用と税の増額に注意が必要だが、早期売却が可能...
2022-10-14
この記事のハイライト ●相続税の物納とは、相続税を現金ではなく相続財産で支払うことをいう●物納できる財産には優先順位が定められており、好きなように選ぶことはできない●物納申請は条件が厳しく、また事前準備...
2023-11-14
この記事のハイライト ●遺産分割協議がまとまらなかったり現金が少なかったりすると相続税が払えない状況になる●相続税が払えないと無申告加算税や延滞税がかかったりするほか最終的には財産を差し押さえられてしま...
2023-11-07
この記事のハイライト ●土地の相続税を現金で支払うことが困難な場合は金融機関から融資を受けて支払う方法がある●相続税のために急いで売却しなくて良いメリットがある一方で信用力が問われる点がデメリットになる...
2023-08-29
この記事のハイライト ●自宅を任意売却した際にかかる税金は、譲渡所得税・登録免許税・印紙税・消費税の4つ●譲渡所得税は売却益に対して課税されるため、任意売却ではかからないケースが多い●固定資産税などの税...
2023-08-22
この記事のハイライト ●契約不適合責任は不具合が契約書にすべて書いてあれば責任問題の回避ができる●契約不適合責任があれば、買主は4つの権利を売主へ請求できる●インスペクションでの不具合や心理的瑕疵の告知...
2022-10-25
この記事のハイライト ●インスペクションとは、専門資格を持つ検査員が目視や計測で建物状況を調査すること●不動産売却前にインスペクションしておくと売主・買主双方にメリットがある●インスペクション費用相場は...
2022-10-04