2021-11-12
家を売却しようと思ったときは、スムーズに売りたいと思ったり、問題がないようにしたいと思うものでしょう。
しかし、ペット飼育をしていた家だと、価格が下がったり、なかなか売れないという問題が発生しがちです。
ここでは、ペット飼育をしていた家を売却する際のポイントなどを解説します。
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結論からいうと、ペット飼育をしていたというだけでは査定額は下がりません。
ペットを飼育していたときの部屋の汚れや傷跡があると査定額が下がってしまうことになります。
ペットの種類やしつけ方次第では傷や汚れを抑えることはできますが、そうでなかった場合、家のなかに傷が多くあるでしょう。
そうなると査定額は大きく減少します。
家を購入しようと検討しているが、ペットのにおいが気になる、という方は多いです。
売主は長年ペットと一緒にいるので、あまりにおいは気にならないかもしれませんが、内見にきた買主にとって動物のにおいはかなり気になってしまいます。
買い手にとっては不買要因になりかねないので、価格を下げなければ売れないということになります。
結果的に査定額が下がることになります。
こちらも買主によりますが、人によっては動物に対してアレルギーをもっている場合があります。
内見者がアレルギー反応でくしゃみや涙が止まらないということがあったとき、買主の購買意欲は下がってしまうでしょう。
そのため、アレルギーもちの方など、購入検討者の間口を広げるために、査定額が下がることが考えられます。
ペットがいたとなると、少なからずノミやダニが家のなかにいる可能性があります。
クリーニングや害虫駆除をおこなうことになるとはいえ、完全にいなくなるのかわからない、と買主は不安になってしまうかもしれません。
害虫を気にする方が多いので、査定額を下げるということもあります。
内見時、ペットがいるのはあまり良くないとされています。
というのも、ペットが周辺を歩いていては、内見する方も落ち着いて確認することができなくなってしまうからです。
家の印象を見たいのにペットばかりに目が行って集中して内見ができず、魅力が伝わり切らないまま価格交渉に入ってしまう可能性があります。
結果的に、ペットが傷をつけていたから、などの理由で査定額が下がってしまうかもしれません。
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ペットが家のなかにつけた傷跡は、なるべく修繕しておいたほうが良いでしょう。
ただ、とりあえず全面的に修繕をする、というのはおすすめしません。
購入検討者によっては、部屋はそのままで良いから安くしてほしい、と交渉をしてくる方もいるためです。
どこまで修繕をすれば良いかなど、購入検討者と相談をしておくことでスムーズに契約を進めることができるでしょう。
すべて綺麗にしてから購入したい、ということであればそのまま修繕してしまっても問題ありません。
どんなに消臭をおこなったとしても、長年ペットと一緒に住んでいた自分からすると、においがとれたかどうかがチェックできないものです。
そういうときは、友人や親族など、ペットと暮らしていない方ににおいチェックをしてもらうことで、対策することができます。
第三者が動物のにおいがしないと思えば、しっかり消臭できている証拠になります。
しかし、第三者がまだにおいがすると感じたときは、もう少し消臭をしたほうが良いかもしれません。
長年住んでいた動物のにおいは並大抵の対策で取ることはできないかもしれないので、査定額がある程度下がるのを覚悟した上で売却活動をスタートするのもひとつの手段です。
内見をおこなう前に、室内の掃除はしっかりとおこなっておきましょう。
ペットの毛が落ちていることはもちろん、ノミやダニの死骸など、目で確認しづらいゴミがある可能性もあります。
自身の掃除だけでは不安なときは、クリーニング業者に依頼して、清掃してもらうのも良いと思います。
ペットのゴミばかりに目がいってしまい、水回りなど、とくに汚れやすい場所は見落としがちなので、忘れずに掃除をおこないましょう。
査定のための訪問内見をおこなう際は、ペットは別の場所に移動させておきましょう。
ペットがいると査定に集中してもらえませんし、購入検討者が内見をするときも同様です。
アレルギーがある方にとっては、ペットが同じ空間にいるだけでもかなりイメージダウンになってしまうこともあります。
なるべくペットは別の場所にうつし、査定、内見に集中してもらうことが対策です。
購入検討者が動物好きであれば、むしろペットを家に置いておくのもひとつの手です。
家でペットを飼うときのイメージを持たせることもできますし、仲良くなることもできます。
購入検討者が好印象を持てれば、査定額が下がる可能性も低くなるでしょう。
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ペットが嫌いな方に売却するとなると、価格交渉で安くなるかもしれません。
しかし、ペットを飼う前提の方に売却することによって、値段を落とさず売却できます。
とくにペットを過去に飼っていたことがある方は、家のなかに傷があるのは当然と考えてくれて、その点は気にしない可能性が高いです。
よほど大きな傷がないかぎりはリラックスして内見者と対応しましょう。
内見者にペットを飼育していることは事前に伝え、理解を得ておきましょう。
優しい方であれば、ペットを飼う予定はなくとも、多少の傷くらい気にしない、と言ってもらえるかもしれません。
内見者の方が真摯に対応してくれるのであれば、こちらも相応に真摯な対応を心がけましょう。
できるかぎり修繕をしておいたり、消臭はしっかりおこなっておくことで、お互い気持ち良く契約をおこなうことができます。
ペットがつけてしまった傷を、査定額が下がるのを恐れて隠してしまうケースがあります。
そうすると家を売却してから傷があることが発覚し、大問題になったりします。
最悪の場合訴訟問題や、契約解除も考えられるので絶対に傷があっても隠さないようにしましょう。
また、逆に傷は自身からすすんである場所を伝えることによって、真摯な対応をしてもらえていると感じ、大きく価格を下げるような交渉には至らない可能性があります。
傷は包み隠さず伝えるようにしましょう。
内見時は、お客様を迎え入れるような感覚で対応をするようにしましょう。
なるべく丁寧に対応をすることによって、購入検討者も気持ち良く内見をすることができますし、あまり価格交渉をしようと思わなくなるかもしれません。
接客業をしているような感覚で、相手を尊重するように対応をしていれば、価格は下がらず、想定内の金額で売れる可能性が高くなります。
ペット飼育をしていた家を売却するのは、さまざまな理由があるかと思いますが、せっかく売るならできるだけ高価格にしたいと思うでしょう。
価格が下がる要因をしっかり把握し、できるだけ価格が下がらないように対策をして売りましょう。
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