売却に繋がるインスペクションとは?メリットや実施する際の注意点も解説!

2021-11-19

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売却に繋がるインスペクションとは?メリットや実施する際の注意点も解説!

中古物件を売却しやすくする手段として、注目を集めているのがインスペクションです。
この数年で実施数は増加傾向で、安心した売却に繋げられる手段の一つになっています。
今回はそんなインスペクションが、どういうものなのかご紹介します。
調査内容や対象部位、インスペクションのメリット、注意点も解説します。
よりスムーズな売却へ繋げたい方は、ぜひインスペクションを検討してみてくださいね。

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売却にも繋がるインスペクションとは?調査内容と対象部位について

売却にも繋がるインスペクションとは?調査内容と対象部位について

インスペクションとは、建設に詳しい専門家に物件の状態を検査してもらうことです。
翻訳すると「調査」や「検査」という意味です。
売却したい物件の安全性を調査し、どれくらいのメンテナンスが必要か調べ、物件の状況を把握するという目的でおこなわれます。
この調査は住宅に適した既存物件が対象としておこなわれ、「中古物件」であればインスペクションを受けることができます。
日常生活を送る上で、物件に不具合がないかをチェックしてくれるので、物件の安全性を把握したいときにも便利です。
インスペクションでの具体的な調査内容は以下のとおりです。

  • 地震耐力
  • 雨漏り
  • シロアリ検査
  • 家の傾き
  • 鉄筋の状態

このような家全体の劣化や不具合があるのかチェックし、欠陥部分はないか、整備すべき点はあるのかを確認します。
どこまで細かい検査を受けたいかは任意で決められ、それにより値段も異なります。
かなり古い物件である場合や、安全性が不明確な場合は、機械を用いて細部までチェックしてもらうことも可能です。

専門家によるチェック!調査対象部位は?

このインスペクションは、資格を保有した専門家が、調査対象部位を「既存住宅状況調査方法基準」に従って調査します。
具体的な調査対象部位は以下のものです。
構造耐力性のチェック
床、壁、柱、梁、床、土台、床組など
雨漏りや水漏れのチェック
屋根、外壁、天井、内壁など
設備や配管のチェック
給水管、給湯管、排水管、換気ダクトなど
このように、住宅全体で著しい欠陥はないか、壁材の劣化はないかなど細部まで確認します。
自分では難しい調査を、専門家にしてもらえるのは安心できますね。
修繕が必要な部分の費用や、アドバイスなどももらえるため、スムーズな売却に繋げたい方にとても便利です。

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売却に繋がるインスペクションのメリットやデメリットとは?

売却に繋がるインスペクションのメリットやデメリットとは?

次にインスペクションのメリットとデメリットについてです。
インスペクションにはどのような価値があり、どんなリスクがあるのか確認しておきましょう。

インスペクションをおこなうメリットとは

買主に安心感を与えられる
買主側からすると、安全性の確認が取れている物件は信用ができます。
とくに中古物件はどれほどの劣化があるのか判断しづらいものです。
そのようなときにインスペクションがおこなわれたかどうかが明確であれば、買主側にとって一つの判断基準になりますよね。
買主に安心感を与えられることで、購入へ踏み込むきっかけ作りにもなるでしょう。
瑕疵を把握できる
インスペクションをおこなうことで、物件の瑕疵を把握できます。
その結果、売却前に補修をしたり、売却代金から補修費用を差し引いて販売したりするなどの方法を取ることが可能です。
物件に付加価値がつく
インスペクションを行なった物件は「インスペクション付き物件」になるため、普通の物件よりも付加価値がつきます。
安全性の高さから、売主は物件のセールスもしやすくなるでしょう。
それだけでなく、インスペクションを理由に、より高い金額で売却に進める場合もあります。
トラブルを防ぐ
インスペクションをおこなうことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
契約後にクレームがきたり、瑕疵が見つかるリスクを下げることができるため、売主にとっても安心です。
リスクはできるだけ排除したい、できればトラブルのない取引にしたいとう方は、インスペクションが買主との信頼を得る要素になるでしょう。
資金計画を立てやすくなる
調査によりリフォームが必要な箇所、費用なども把握できるので、買主も資金計画を立てやすくなります。
実は数年程度しか経っていないような物件でも、地域や、建物に使っている材料によっては劣化が早く、修繕が必要な場合もあります。
いつごろから修繕が必要なのか、どれくらいの費用を準備しておけばいいのか明確になるのは、安心感を得る大きなポイントになるでしょう。

インスペクションのデメリットとは

瑕疵があった場合は別途修繕費用が必要
インスペクションは「瑕疵部分が明確」になる調査です。
そのため売却前に修繕が必要と判断された場合は、インスペクションの料金とは別途費用が発生することが注意点になります。
小さな欠陥であれば費用も時間もそれほどかかりませんが、古い物件の場合は予想していなかった瑕疵が見つかるかもしれません。
修繕に時間がかかると、売却まで進む時期も遅くなってしまうのは、一つのデメリットになります。
調査に一週間ほどの時間がかかる
インスペクションを希望する際は、時間の余裕がある期間におこないましょう。
専門家が実際に物件を調査をする時間は、1~3時間程度です。
しかし書類の準備や手続きなどを含めると、すべて完了するのに一週間ほどかかる場合もあります。
インスペクションにより物件状態を評価してもらうときは、手配や準備にある程度時間が必要だということを覚えておきましょう。
すべての瑕疵が見つかるわけではない
インスペクションは、完璧に瑕疵が見つけられるという万能な方法ではありません。
先にもお伝えしたとおり、「既存住宅状況調査方法基準」に従っておこないます。
住居の隅々までひとつ残らず調査するわけではないので、売却時のトラブルが起きる可能性も残ります。

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売却に有利なインスペクション!調査費用はどれくらい?

売却に有利なインスペクション!調査費用はどれくらい?

スムーズな売却にも繋がるインスペクション。
実施に一日もかからず、物件に付加価値をつけられる便利な手段です。
ここからは具体的な費用について確認していきましょう。

5~8万程度で調査が可能!

検査を請け負う業者により多少の値段は前後しますが、インスペクションの費用はだいたい5~8万程度です。
この基本料金で、目視できる範囲を調査してくれるので、「インスペクション済み」という付加価値をつけたいという目的ならこちらで十分です。
かなりの中古物件で、しっかり調査してほしい方は、オプション料金で細かい部分までお願いしましょう。
オプション料金は「1~8万程度」で、調査する部位によって値段は変動していきます。
床下や屋根裏など、確認のとりづらい場所もカメラを使ってチェックするので、より安全性を高めるならオプションもつけると安心ですね。

条件によって補助金制度も活用できる!

地域によっては、インスペクションの補助金が受け取れる場合もあります。
一戸建ての中古住宅の売主または買主が申請することができるため、コストを抑えてインスペクションを受けたい方に最適です。
条件は地域によって変わってくるので、自分の地域ではどんな制度があるのか確認してみましょう。
無駄なコストを抑えて、より安心して売却へ繋げるために、上手にインスペクションを活用してくださいね。

売却しやすい物件にするならインスペクションを!

インスペクションはどんどん一般化し、今では中古物件の売却には欠かせない存在になっています。
物件に付加価値がつき、なるべく高い値段で売却したい方にとって大変有効な手段となるでしょう。
興味のある方は、ぜひ一度インスペクションを検討してみてはいかがでしょうか。

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