2021-10-29
不動産を売却しようと思ったときに、買取という言葉を聞いたことはありませんか?
買い取ってもらえるならすぐ利用したいと思っても、どのような仕組みなのかわからないと不安ですよね。
そこで今回はこの買取について、仕組みやメリット・デメリットなどを詳しく解説します。
買取なら早期に売却も可能なので、早く現金化したい方はぜひ最後までご覧ください。
\お気軽にご相談ください!/
買取とは、自分で持っている物件を、不動産会社に買ってもらうことです。
すべての不動産会社が買取をしているわけではなく、仲介業務を行うことが一般的です。
仲介業務とは、不動産会社が買主と売主の間に入り、売買の話をまとめることです。
仲介の場合だと、物件を買いたいというお客さんを待つ必要があり、売却がいつになるかわかりません。
しかし買取なら、不動産会社が早期に購入してくれるため、短い期間で売却ができます。
引っ越しや転勤など、事情により早く現金化したい方は、ぜひ買取を検討してみてくださいね。
次に買取を行う時の「2種類の方法」を確認してみましょう。
即時買取とは、買取額の交渉が終わり次第、不動産会社がすぐに買い取る方法です。
できるだけ早く、すぐに現金化したいという方には、即時買取がおすすめです。
だいたい一週間程度で売却が完了します。
この方法だと相場よりは低めの買取価格になりますが、何より手早く現金化できるのが特徴です。
通常の仲介営業をおこなう場合、宣伝活動や買主との契約のやりとりなど、どうしても時間と手間がかかります。
そのため早くても現金化までに3か月前後はかかり、やらないといけないことも多くなります。
面倒な手続きを省き、急いで売却をおこないたい場合は、即時買取を選びましょう。
買取保証とは、不動産会社が売却活動をおこない、一定期間で買主が見つからなかった場合は不動産会社が買い取る方法です。
こちらは時間がかかっても良いから、なるべく高く売りたいという方に最適です。
基本的に3か月間は仲介で売り出せるので、不動産会社に買い取ってもらうよりも高く売れる可能性があります。
仲介で売買が決まった場合は、不動産会社に仲介手数料を支払います。
買主が見つからず、不動産会社の買取になった場合は、この仲介手数料は必要ありません。
\お気軽にご相談ください!/
ここから買取のメリットについて見てみましょう。
すでにお伝えしたように、買取のメリットは現金化が早いことです。
家庭の事情や支払いなどの問題から、すぐさま現金が必要ということもありますよね。
そのようなときでも買取なら、不動産会社の査定後すぐ売却が完了します。
急いでいる方にも大変便利な方法です。
もし不動産業者の仲介を通して買主を探す場合は、スケジュール調整や資金計画なども考えなければなりません。
さらに売却活動で買主が見つからないと「本当に売れるのかな」と不安になることも少なくありません。
不安や心配事なく、短期間で現金化できるのは買取の最大のメリットですね。
不動産の買取には仲介手数料が発生しないのもメリットです。
たとえば仲介で1,000万円で売却した場合、約40万円ほどの仲介手数料を支払わなければなりません。
買取なら売却にかかる費用をできるかぎり抑えることができます。
仲介で物件を売り出しているときは、内覧のために自宅を開放しなければなりません。
これは買主により物件を欲しいと思ってもらうためにも必要になる作業です。
しかし買取であれば、内覧もせずに直接不動産会社へ売却するだけなので、このような手間がかかりません。
さらに内覧をおこなわないので、近隣の方や同じ地域の方に「物件を売る事」が気づかれにくいのも特徴です。
知り合いなどに物件を売る事を知られたくない場合には、買取での売却が最適だと言えるでしょう。
買主との交渉が必要ないことも、買取のメリットです。
交渉によっては、思った値段で物件が売れない事もあり、満足な契約に繋がらないかもしれません。
しかし買取ならば、不動産会社のみとのやりとりなので、気兼ねなく聞きたい事も質問できます。
ストレスフリーで売却を進める事ができるのも、不動産売却にする大きなメリットだと言えるでしょう。
仲介を通して売却した後の物件では、雨漏りなどの不具合が起きた場合に対処が必要となります。
これを「瑕疵担保責任」または「契約不適合責任」といい、物件に買取ごに欠陥があった場合の対応は必須です。
しかし買取の場合は、不動産会社が物件の買主になるため、悩まされることはありません。
売却した後に余計な出費はないほうが良いという時も、買取がおすすめです。
\お気軽にご相談ください!/
次に買取のデメリットについてです。
メリットに比べるとデメリットは2点です。
では何がデメリットなのか確認してみましょう。
デメリットは、買取が仲介による売却よりも、価格が下がる事です。
不動産会社は、買い取った後にリノベーションやリフォームなどをおこなってから売りに出します。
そのための費用も考えて査定をおこないますので、どうしても買取金額は下がってしまいます。
不動産買取の相場は、仲介で売却する金額の7~8割程度といわれています。
築浅の物件や条件の良い物件は、買取にするか仲介にするか、ご自身のスケジュールや経済的・時間的な負担を考えて判断しましょう。
このような方には不動産の買取がおすすめです。
家庭の事情や遠方への引っ越しで、早めの現金化を希望するときは、不動産の買取を依頼しましょう。
居住予定のない物件も買取してもらうと、売却までの手間を省くことができ、心身の負担が少なくなります。
また以下のような条件の物件は、迷わず買取を選択しましょう。
仲介で1年以上売れていない物件は、そのエリアで物件を探している方はチェック済みの可能性が高いです。
もしも売れ残りと思われていると、この先も買主が決まらないかもしれません。
そうなると早めに買取を検討したほうが売却できるでしょう。
また不動産の売買では立地の影響が大きく、立地が良い場所は比較的早く買主が見つかります。
しかし立地が悪く、さらに築年数も経っていると、安全面の点からも仲介ではなかなか買主が見つからないものです。
設備が古い物件でも大掛かりなリフォームをすれば売却できるかもしれませんが、かけたコストの分を売却益で回収できるとは限りませんよね。
実は不動産買取は、先ほどご紹介したように不動産会社がリフォームをして販売するため、内装の状態が悪くても買い取ってくれることがあります。
費用や時間をかけて修繕やリフォームをする前に、ぜひ一度、買取の相談をしてください。
不動産買取とは売却方法の1つで、仲介よりも手早く売却する事ができます。
そのため急いで現金化したいときなどにもぴったりな手法です。
デメリットに比べて、メリットが多いので、面倒な手続きせず早く物件を手放したい方は、ぜひ買取をおこなってみてはいかがでしょうか。
家を購入したあと、収入減や失業などの理由でローンの支払いがむずかしくなることがあります。 そのため家の売却を検討する方もいらっしゃるでしょう。 残債を完済しないと一般的には売却できません...
2021-11-09
マイホームの購入後は住宅ローンの返済や維持費、税金などさまざまな負担があります。 経済的に苦しくなり、売却を検討する方もいらっしゃるでしょう。 しかし「できれば引っ越ししたくない」と...
2021-11-05
近年、自宅を売却するときに「ホームステージング」を取り入れる方が増えています。 今回はホームステージングにはどのような効果があるのか、メリットやデメリット、費用についても詳しく解説します...
2021-12-17
中古物件を売却しやすくする手段として、注目を集めているのがインスペクションです。 この数年で実施数は増加傾向で、安心した売却に繋げられる手段の一つになっています。 今回はそんなインスペ...
2021-11-19
この記事のハイライト ●借地権付き建物を相続する際に地主の許可は不要だが遺贈の場合は承諾が必要●建物の増改築や建て替えをおこなう際は地主から許可を得る必要がある●借地権付き建物を売却する際は地主から許可...
2024-12-17
この記事のハイライト ●本来の相続人に代わって被相続人の財産を相続することを代襲相続と言う●代襲相続が起こるケースは死亡のほかにも相続欠格や相続廃除されているケースがある●代襲相続人の範囲は本来の相続人...
2024-10-01
この記事のハイライト ●不動産は現金よりも相続税を抑えられる可能性がある●不動産を相続すると相続時のトラブルや管理の負担などが懸念される●現金の相続にもメリットがあるので相続税額だけではなく総合的に考え...
2024-09-10
この記事のハイライト ●養子縁組には普通養子縁組と特別養子縁組がある●養子の人数も相続税の基礎控除額に影響する●養子縁組をする際は相続人にも説明しておくことが大切養子縁組をして養子に財産を残したいとお考...
2024-08-13
この記事のハイライト ●空き家の浄化槽を清掃しないと悪臭や汚水の排出の原因になる●長期間使用しない場合は「浄化槽使用休止届出書」を自治体に提出して休止する●浄化槽法により定期的な保守点検や法定検査を受け...
2024-11-05
この記事のハイライト ●相続空家の特例とは相続した空き家の売却益から最高3,000万円まで控除できるという制度●相続空家の特例は共有名義の不動産にも適用できるが誰と共有しているかによって適用範囲が異なる●...
2024-09-24
この記事のハイライト ●空き家のご近所トラブルの事例は庭の草木が伸びる・ゴミの不法投棄・犯罪の温床になるなどがある●ご近所トラブルを回避するには管理会社や防犯会社などを利用して空き家を適切に管理すること●...
2024-08-09
この記事のハイライト ●相場から見る空き家の売却タイミングは不動産価格市場が右肩下がりにあるとき●築年数から見た場合は建物の資産価値が年々減少していくため築15年以内の売却がおすすめ●住宅ローン金利の観...
2024-06-18
この記事のハイライト ●不動産売却時に利用できる「3,000万円控除」とは譲渡所得から最大で3,000万円まで差し引くことができる制度●マイホームの売却時に利用できる3,000万円控除は自分が住んでいる...
2024-11-29
この記事のハイライト ●計算ミスや評価額の間違いなどで相続税を納めすぎてしまうことがある●相続税還付の手続きは相続税の申告期限から5年以内におこなう●還付された事例に広大地の評価額減額や不整形地の評価額...
2024-08-27
この記事のハイライト ●不動産取得税とは土地や建物といった不動産の所有権を取得する際に課税される税金で都道府県に納める●死因贈与の場合や相続時精算課税制度を利用する場合は課税対象となる●建物や住宅用の土...
2024-03-26
この記事のハイライト ●相続税の物納とは、相続税を現金ではなく相続財産で支払うことをいう●物納できる財産には優先順位が定められており、好きなように選ぶことはできない●物納申請は条件が厳しく、また事前準備...
2023-11-14
この記事のハイライト ●契約不適合責任は不具合が契約書にすべて書いてあれば責任問題の回避ができる●契約不適合責任があれば、買主は4つの権利を売主へ請求できる●インスペクションでの不具合や心理的瑕疵の告知...
2022-10-25
この記事のハイライト ●インスペクションとは、専門資格を持つ検査員が目視や計測で建物状況を調査すること●不動産売却前にインスペクションしておくと売主・買主双方にメリットがある●インスペクション費用相場は...
2022-10-04